日時 2005年 4/15(金) 
場所 新浦安ブライトンホテルにて

 主催
 

  ごあいさつ

  皆様,この度は御忙しいなか、お越しいただき、誠にありがとうございました。一時は混みあい、ご入場をお待ちいただくような場面もあり、申し訳ありませんでした。初めてお目にかかる方、いつもお世話になっている方、お友達、生徒さん。会場でみなさんのお顔をお見かけするたびに、ゆっくりお話したいなぁと思いつつも、混雑の折り、そうもいかず、大変恐縮いたしておりました。皆様におかれましては、作品のほうは、ゆっくりお楽しみいただけましたでしょうか? 制作しました31作品は、お陰さまで皆様のもとで可愛がっていただけることになり、とても嬉しく思っております。また、追ってオーダー制作も御依頼いただき、ありがとうございました。

  6年ほど前、当アトリエの最初の展示会は自宅から始まりました。 そしてマンションの集会所、駅前のショッピングビルのフロア、街角の市民ギャラリー、そして、今回、ブライトンホテルにで開催する運びとなりました。 皆様にご好評を賜り、支えられながら、ゆっくりではありますが、アトリエレモンリーフは一歩づつ成長いたしております。 本当にありがとうございます。

  
  さて、今回の展示会はアトリエレモンリーフといたしましては6回目なのですが、アートコラボレーションという名のとおり、アトリエレモンリーフ主催による、他のアートとのみなさんとの共同展示会というスタイルでは二回目を迎えました。

  毎回、さまざまなアートに携わる多くのみなさまに御応募いただいておりますが、今回はスペースの都合上、全ての御希望をお受けすることができませんでした。次回にはさらに広いスペースを確保いたしまして、さまざまなアートのみなさんの発表の場を御提供させていただく予定です。

 お客様におかれましても、たくさんのアートに触れられるこの機会を是非、御利用いただき、さらにお楽しみいただければと思っております。

  このたびはたくさんの皆様に、御忙しい中、御来場いただきありがとうございましたまた。また秋に、多くのみなさまとお会いできますことを楽しみにしております。
          


アトリエレモンリーフ 主宰
影山佐知子

展示会作品集
今回は素敵なバラがたくさん入手できました

ブライトンホテルの展示会入口に


★ボックスアレンジ

ドライフラワーならではの、遊び心一杯のボックスアレンジです。カラーのバランスが大切。
斜めに立て掛けたり、上からみて置いてみたり、縦にも横にも。いろんなシーンで。




★木の実のリース★

月桂樹の葉をふんだんに使いました。バラエティにとんだ木の実が一杯です。
見ていてもあきのこない、長持ちするドライならではの定番リースです。


紅花のスワッグ★
オレンジ・イエローの反対色 ラベンダーの紫をあえていれます。するとどちらも引き立てあって
生きいきとみてます。茶色のラフィアが落ち着きをだしてくれました。斜め斜め掛けでも横でも。


★ワイヤーリース(4点)★
一見、ドライとは異素材のアルミワイヤー。それをくるりとリースの形にまとめると、
リースにぴったり収まります。ワイヤーに巻いている葉はレモングラス。
キラリと光る光沢のアーチは夏向けリースにぴったりです










ギンドロとバラのかごアレンジ★
☆ギンドロは裏とオモテが全く違う葉です。コントラストの違いを楽しんで。同色のバスケットに



サイドのラフィアはグリーンと薄いグリーンのコンビにしてかろやに


★麦わら菊のバスケットアレンジ★
☆手元にあったラウンド型のかわいいかごをホワイトにペイントしてみたら、
ポップなイメージで創ってみたくなりました。
千日紅の赤がキュートです。英字新聞を敷いてもにあいますヨ


ココバキアのスワッグ★
すばり、ラインが魅力です。
横でも立てでも飾れます。すーっとした花材のよさを十分ひきだしてみました。


斜めもいいですね


★ストロバスコーンの舟形アレンジ
ビビットカラーでまとめました。
身近にある素材、コーンや唐辛子、マリゴールド、小松菜などをふんだんに使用


★ブリキのボックスアレンジ★
白樺の枝でベースをつくっています。燻したブリキには、クリーム色のバラもとてもシックです。
グレイッシュなブルーベリーの実も、とても似合います。


★白樺と薔薇のホリゾンタルアレンジ★

     大人カラーの深い赤いバラと、やわらかな紫のバラをいっしょにアレンジしてみました。
そこにはンティークなグリーンのヒムロ杉がとてもマッチ。どこまでもシックに。
リボンも同じ雰囲気で。


★バラのリース★
今回の展示会一番の大作です。使用した真紅のバラ50本。直径80センチ超です。
赤いバラの葉の裏側は微妙なエンジと紫をあわせたような色で、とても美しいのです。
この花材だけで十分すぎるほどゴージャス




リボンを変えて
  

★バラと白樺の枝のホリゾンタル★
追加オーダーで制作しました。80センチの大きな作品です
いただいたリクエストは「バラとブリキのボックスアレンジ」のような色味で
ということでした。似てるでしょう。ブルーマリーの実をつかったので、
グレイシュな紫には瑠璃球アザミを生かして。全体のやさしいシックな色が綺麗です


ストロバスコーンのバスケットアレンジ
☆ビックなストロバスコーンはあるだけで存在感たっぷり。
白いニゲラでハイライトの通り道を。

上からみると


★芍薬のレクタングルアレンジ★

☆ALL、パープルのトーンで創ってみました。
紫陽花のグラディエーションの紫、パーブルのバラ、赤紫の芍薬
白いにゲラオリエンタルが暗くなりすぎないハイライト効果を。テーブルにおいても素敵です


★アケビつると月桂樹のナチュラルリース★
ナチュラル感たっぷりなアケビのつるを見せる部分と、隠す部分のメリハリをつけます
ブルニアの実をたっぷりと。


★モスのバリエーションリース★
いろいろなカラーのモスを楽しくアレンジしてみました。
夏らしい白のサラシのリースベースに。


★へリクリサムとスプレーバラの花束★
可愛いらしいピンク系の花束です
レモンリーフはいつも爽やなグリーンの演出にかかせません


★プリザーブドアイビーとバラのスワッグ★
このスワッグは葉にプリザーブドのアイビーを使用することで
深みのあるグリーンをベースにすることができました。プリザーブドも選べばドライと合います


★3 SWINGs★
本来はお生花用の花器ですが、ドライにも。
透ける中身はいろいろ、足元には木の実やモスで楽しく


★ 1 Swing★
まるでパフェのようです。ラズベリー、八角、シナモン、その他いろいろ
30種類以上のアイテムが詰まっています。一つ一つ見ていくも楽しいですね


★プリザーブドフラワーのエッグアレンジ★
可愛らしいエッグ型の器、迷わず購入。似合うのはやはり、堂々のバラ一輪で。
プリザーブドでアレンジしてみました。大小並べるとさらに、可愛いですね


★ハートのタワーアレンジ★
よーくみるとハートが5つありますよ。カラーごとにわけて、
そここに、箱庭のような楽しさを


★試験管オブジェ・バラのアレンジ★
この花器にも、一目ぼれ、和のイメージで制作してみました。
和は直線的なラインを生かします。




★春休み子供教室サンプル作品★
アイアンのチェアをバックにハートリースをたてかけて飾ります。 さらに小さなハートリースを
浮かせてモービル風に。そこにはちいさなフェアリーがブランコのように腰掛けています。


★芍薬の3BOXアレンジ★
透明なスクエアボックスの三段かさね。ひとつひとつにしても楽しめます。
主役のクリーム色の芍薬には3種バラをお供に。


★キャンドルアレンジ★
これはキャンドル用のランタンなのですが、お花をいれると、
その中にちいさな世界が生まれます。ぐっと可愛い作品に


以上作品でした。

       

会場 ホテル1階 ゲストリレーションルームにて






今回 御一緒してくださったアートティストのみなさん



アトリエ兼、自宅リビングにて
(展示会前に、お得意様にお披露目。我が家でディスプレイしてみました)





















編集後記

ずっーと更新したかった展示会の部分をようやくHPにアップできました。
写真をみるたび、よくもまぁこれだけ創ったこと・・。
と我ながら思います。(作品の良し悪しはともかく・・)

実は今回の展示会はなかなか時間的に大変でした。春休み子供教室と同時進行しながら、コラボレーションをしてくださるアーティストの方を募り、ホテルとの企画進行、展示会の一週間前にはウエディングの仕事もさせていただきながらの当日の日をむかえたわけです。

作品作りは好きなことゆえ、妥協はできず、夢中にもなり、3作品ほどができあがっるころには朝の4時、5時という日も少なくありませんでした。もちろん自分で納得できるまで費やす時間ですから結果的に満足なのですが、そうはいっても主婦の仕事も決して、待ってはくれず、家族にも助けられながらの、晴れの日をむかえることができたのも正直なところです。

私はB型なのですが、そのせいかどうかはわかりませんが、基本的にすごく人が好きなのだろうとおもいます。先のコラボレーションのメンバーを募った件も、他の方の発表の場を・・とい目的はもとより、まずは私自身が、単独の展示会より、さまざまなアートのみなさんと御一緒することがとても楽しいからでした。ですから、そのためなら、直接アートには関係のない事務的な仕事や交渉事も、さほど苦にならずにこなせてしまったのだと思います。

第一、全く違うアートの世界に、これをチャンスに直に触れられるなんて、好奇心でわくわくしますネ、アートは違っても、物創りをする同士としての共通の思いもあり、そのような貴重な出会に毎回 恵まれ、私のようなもの呼びかけに市内のアーティストの皆さんがお集まりくださることに、本当に心から感謝しています。

総じて、もちろん私はドライフラワーアートが大好きですが、それだけではなく、ドライを通じて教室で、あるいはこのような展示会で、多くの皆様と交流できるきっかけを得た事が、なによりしあわせなことと感じています。

どんな趣味も、はやりそこに、人と人とのつながりが生まれることは、かかせない大切な楽しい要素といえるのではないでしょうか。 いつぞや、雑誌にも自分の作品が掲載されましたが、掲載された直後はたしかに嬉しかったのですが、時がたてばそれは記念という印象でしかなく、やはり、私はとっては、今、目の前におられる生徒さんが一番なのです。私の紹介するドライフラワーアレンジを楽しんでいただいけている様子や、「こんなのがつくれるのー?!」とびっくりしながらも、実際に完成したときの嬉しそうな表情をみているほうが、断然格別に嬉しい!のです。

つくづく私ってライブな人間なんですネ。 (^ ^ゞ 

ですので、私は教室でも一度にたくさんの人にレッスンをするようなことはあまり好ましいとは思えません。人数が多すぎて、おひとり、おひとりの表情や、困っているときの様子を見逃したくはありませんし、あるいは ちょっと聞きたいお花の事、なにげない世間話しさえも、距離があって声をかけることに気後れしてしまうようでは 教室という箱があるだけで、虚しいものになってしまいそうです。

 お教室では、私は確かに生徒さんと先生の関係かもしれませんが、それ以前に私とって、みなさんは我が家に遊びにいらした大切なゲスト、なにもおかまいはできないのですが、気持ちの上ではそんな思いで、みなさんとお会いしています。これからも、ドライを通じて楽しいひとときをすごしていただけたら嬉しいです。

またみなさんとお会いできます事を楽しみにいたしております。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。

影山佐知子 2005年 5月 24日