編集後記
お蔭様で今年も無事に展示会が終了しました。今年は6回目です。偶然なのですが、月刊誌「花時間」の掲載も6回目を迎えました。なんだか不思議な気がします。6年というと小学1年生が6年の卒業生になるほどの時間です。なんて長いのでしょう。そしてなんてアッという間だったことか。
この6回の展示会のうちには、すっかりブライトンにも慣れ親しみ、アーティストのみなさんの募集や告知、手配など 手際よくなってきた部分はありますが、はたして私自身は成長したのだろうかと自問自答の日々です。そして成長とはなにをもっていうのか??この機会に少し思う事を書いてみます。
2000年、ドライフラワーオンリーの世界からはじまり、プリザーブドやアーティフィシャルへの時代の流れを組み込み、新しいアレンジ、あたらしい技法など常に自分も学びながら、教室ではみなさんに様々なアレンジをご紹介して参りました。お花のトレンドは変わっても、変わらずに感じ続けていることがひとつあります。それは作品をつくる上での、主役はご本人であり、その作品はその方の個性でしか表現できないものをもっているということです。
おそらくアートとは、鍛錬して成果を得るようなものではなく、その人らしさの表現がどこまでできるかを、楽しみ、追求するものなのでしょう。つまり誰もがみな唯一無二のアーティストなのです。お手本が目の前にあったしても、絶対に同じものはできあがりません。私はご指導こそさせていただいておりますが、みなさんの作品は私には作ることはできません。私もまたみなさんと立場はかわらないのです
展示会の私の作品を素敵とおっしゃってくださるなら、その方もまた似たような好みと共感しあるセンスをおもちなのです。「こんなのを飾りたいね〜!こんな色がいいよね〜」と心おきなくいえて、純粋に共鳴しあえることはとても心地良いし、幸せなことですよね。好きなものを好きといいあえる、仲間って実は最高なんです♪展示会ではそんな様々な共通項をもった方に、たくさんお会いできて、お顔がみれて本当に嬉しかったです!!私にとっては最高の一日でした。
私はこれからの教室や展示会をみなさんの「好き」をますますふくらますことができる場所にしたいと思っています。センスのいいもの、素敵なものをこれからもたくさん、みなさんと一緒に、見たり、作ったりしていこうとおもっています!
そしてご参加いただいたアーティストのみなさんのこの笑顔。本当にすべての準備の苦労も吹き飛ぶ思いがします。開催してよかったな〜と今年も思っています。どんなアートも手作りするその気持ちは一緒です。また来年も一緒にご参加いただけたら嬉しいです。
ご来場くださった皆様、ご参加くださった皆様 本当にありがとうございました
|
 |
|

|
|