送料と価格設定の仕方


補足:

ベストなやり方はお一人、お一人違います。こうでなければいけない、というものは何一つありません、先生であるあなたが決めていいのです。

今日ご紹介の方法は私が10年以上、のべ3千件の通信講座を発送して、一度も問題がありませんので、ご参考にしていただけたらと思います。

価格設定について

アトリエレモンリーフの例
教室レッスンが10000円だとしたら、同じ作品を通信講座でレッスンする場合は、同額のレッスン代10000円+梱包事務手数料(梱包スタッフさんへのお支払い、段ボール代)がかかります。御自身で梱包する場合は段ボール代だけでいいかもしれないですね。送料は別途着払いです。

対面レッスンにも 通信講座にもいえることですが、
動画でも話したとおり、赤字にならないことが最も大事です。よくあるケースで、本来はもっと頂きたいのだけど・・、と思いながら控えめにした価格をつける方がいらっしゃるいますが、実はそれ、支払う生徒さんにしてみればとても失礼な話しなのです。

なぜかわかりますか?

実際、先生が受け取るはずの代金を、何も知らない徒さんに奪わせてしまっているからです。何故そんなことが起きるかというと、先生の保身です。

高くすれば嫌われる、また来てもらえなくなったら困る、だから安くする。

生徒さんにしてみれば 取ったつもりもないのに、まるで奪ったかのように、先生の内心ではそう感じている。そんな教室はもう二度と行きたくないでしょう。先生も一度安い値段を提示すれば、次もなかなか上げられません。

そうなればお互いが負のループ。

どうかみなさんは、生徒さんのことを第一に考えてください。しっかり対価にみあった価格を提示してこそ、レッスンを信頼してくれる相手へのマナーです。お互いが対等になって、本来の価値を享受しあえる関係になります。

特に、通信講座を選ぶ方の意識は高く、勉強熱心で、自分のための投資が出来る方なのです。支払いが滞ることはまず、ありません。一人で作ることもいとわず、むしろ楽しみを見出し、マイペースのひと時を謳歌しておられます。

回収について

そんな意欲的な生徒さんとは 信頼関係が作れるので、先に花材を送っても、回収できないという心配も一切ありません。
アトリエレモンリーフでは費用は受け取り後10日以内と明記した請求書を材料と一緒に同梱しています。銀行振り込み一択です。

(Wordでつくった請求書です)


通信講座の価格設定はとにかく赤字にはならないこと、
価格にみあってないことを自分が知りながらの、指導はモチベーションが下がります。なにも知らない、生徒さんに利益を奪わせてはいけません。これも失礼なことです。
なおアトリエレモンリーフでは毎月の花材の価格に応じてご請求額が上下します。
均一価格にしないのは、デザイン構成がその額に縛られてしまう事を避ける為でありし、お安くデザインできた時は、そのままお安く提供したいという見地からです。

いずれにしても、しっかり対価にみあった価格を設定して、ご自身も、生徒さんも、納得、満足できる状況をつくりましょう。


【価格設定の上手な考え方】

現代は、生徒さんも花材の定価はネットで調べれば誰でもわかります。

ですから自分で買って作るより、これなら教室に参加して作る方が、レッスンを含んだとしても、お得感がある!と思ってもらえる価格にすることが、継続につながります。

つまり安く仕入れた分を自分のレッスン料に該当させる=生徒さんにとっては定価で買ったと同じ値段で習うこともできる。ということになります。

そして、ここで秘策です!

花材だけでなく 交通費や送料などもありますよね、デザインしたり、写真をとったりもろもろの時間もかかっています。そこで、先生もひとりあたり、もう少しこれくらい頂けたらこれなら嬉しい!という価格を気持上乗せしましょう。

これは、どんと、まとまったレッスン料をまるごとのせるわけではないので、そんなに高くならないはずです。

世の中には、仕入れの3倍、4倍程度という考えもありますが、それをやっていると、仕入れ安くなるほど、設定も下がっていきますよね。

そうではなく、価格設定は仕入れより、定価がベース。そのサイズの世の中の相場も調べましょう。そこから外れすぎないようにしつつ

そこに+αで先生が気持ちよくレッスンできる価格をすこし上乗せを提示する。

これなら力が湧く!!と思える価格は人それぞれです。送料、交通費をカバーするだけでなく、御自身のキャリアや実績によっても変わります それは生徒さんの方も、先生の実績やキャリアがあるからこそ、受け取れるものが、変わってくるからですね

ここで重要なのは、先生が本当はもっとほしいのだけど・・という思いを抱えたままレッスンしないことです。上にも書きましたが、これは生徒さんに一番失礼で、何も知らない生徒さんに奪わせてしまってることになるからです。

いずれにしても、定価をベースに使用分の価格設定+心が満足する価格を上乗せする。これが1回レッスン料。

おおきな金額が花材定価の総額にプラスされるわけではないので、生徒さんには、レッスンがついてるのだし、自分で定価の花材を買うよりぐんとお得に感じられるわけです。

先生にとっては、仕入れの差額が自分へのご褒美になりますし、自分が納得できる価格を+αで設定しているのですから、心も安定してご指導できます。ゼッタイ赤字にはなりません。

そして人は5000円前後、10000円前後、15000円前後 20000円前後など、節目の判断基準があります。同じ設定をするのであれば、できるだけ、このラインを超えないことが機会損失をしないですみます。

特に初めてのご参加の方には、慎重に。価格ひとつで誠実なイメージにつながります。

この方法は、定価を知られている現代にあわせて、考え付いた方法です。

定価がバレバレだからこそ、生徒さんもレッスンつきでこのお値段なら 自分で買うよりお得!と嬉しい気持でレッスンに参加していただけることがメリットなのです。

結論としては、いろいろな価格設定方法がありますが、まずは先生はチカラが湧く、生徒さんは楽しめる、お互いが納得できて。いい時間が過ごせるそんな価格設定にしましょう!

【送料について】

アトリエレモンリーフでは着払い一択です。絶対に対面での配達になるので、こちらも安心で
す。置き配されることもありません。

着日はメールでご案内していますが、生徒さんはクロネコメンバーズに登録していて、受け取り日を御自身でチェックされている方も多いです。

価格設定に送料が含まないことで、純粋にレッスン代のみで、ご請求できるので、全国どこにお住まいでも公平です。

送料と価格設定については、時代の流れや価値観もありますので、均一価格が分かりやすい、カード決済が効率的という考えもあります。これが正しいというものはありませんが、確実、公平、すこしでもお安く、ここを大事にしてきた経緯から、アトリエレモンリーフでは今のスタイルになりました。

★生花の先生をされていた方へ

アーティフィシャルフラワーの価格の考え方

生花のレッスンをされている先生からその価格に比べて、アーティフィシャルフラワーの価格が高くて告知しずらい・・というご相談をいただきました。

まず、先生が価格の考え方をリセットしましょう、先生が変わらなければ生徒さんも受け入れられないからです。

生花のレッスンは「自然の花を扱う経験」を楽しむ場であり、その美しさやはかなさ、香りの体験に価値があります。一方、アーティフィシャルフラワーは「作品を長く飾り続ける」という目標に重点が置かれます。生花が「短期間の美しさ」であるのに対し、アーティフィシャルフラワのレッスンは「長く残るインテリアアートの制作」を提供する場として、別の価値を提供しています。

このように、先生自身が、生花とアーティフィシャルフラワーは別ものであることを、認識することが重要です。素材も楽しみ方も違うのですから、価格も違って当たり前なのです。

生花のレッスン価格とは分離して考えましょう。そちらの世界を引きずらないこと。そうなって初めて、心機一転、あらなたアート作品を作る意識が湧き、教室の運営にも自信を持って取り組むことができますよ。

ふと価格に対して離れていく人がいるのを、不安に感じるかもしれません。でも、そうした方を無理に引き止める必要はありません。
私たちが真に目指すのは、安価なレッスンを提供して消耗することではなく、むしろ価値を理解し、共に高みを目指してくれる生徒さんに、誠心誠意を尽くして最高の作品と体験をお届けすることです。

価格以上の価値を感じてくださる方々と、心の通う時間を共有することこそが、私たちの教室が本当に目指すべき道だと思いませんか?

質の高さに共感し、その価値を大切にしながら、作品と時間を楽しんでくださる生徒さんが増えていくことで、教室全体がさらに豊かな場となり、深い絆と信頼が育まれます。

そうした生徒さんたちに囲まれてこそ、私たちは幸せですし、創作の喜びと充実感を心から味わい、長く教室を続けていく力になっていくのですね。

自分が本当に提供したいもの(アーティフィシャルフラワー)を信じ、その価値に誇りを持ち、惜しみない愛情と情熱を注ぎましょう。

その姿勢が、きっと生徒さんの心にも伝わり、共に歩む喜びと感動を分かち合える教室へと育っていきます。

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質問コーナー

Q:レッスンを依頼され見積を出してほしいといわれました。その場合レッスン料いくら、花材いくらと明記すべきか?その際、花材は卸価格で買った価格を書くのか?

A:原則 卸価格については社会通念として社外秘です。同じお店と取引していても、一人一人違います。(資材店とのかかわり経歴、取引額によって仕切りがかわります)なのでそこを見積に書く必要はありません、花材+講習料=○○円とご案内しましょう。

この〇〇円の価格は先生の自由です。

花材について価格をきかれたら、メーカーの定価をお答えすればよいですし、組み合わせは、在庫状況やデザインによって上下します。いろいろ比べてベストなところから仕入れる予定でおります。とお答えしてはいかがでしょうか。

Q:販売価格と、教室で作る作品価格は違えたほうが良いのでしょうか?

A:全く同じデザインを販売するのであれば、それは教室レッスン価格と同等か、それ以上にしましょう。

なぜなら自分が習って一生懸命つくった作品と同じものを先生が販売していて、それがレッスンより安いとわかったら、生徒さんが見たとき悲しくなるからです。

悲しいのは、自分が高くはらったことに思うのではなく、先生自身が自分を安売りする人であることに、ショックをうけるからです。

それを回避するにはリメイクして、レッスン作品とはすこし、違うものにすればOKです

次の講座は【仕分け、梱包、発送】のお話です。



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