通講座のみなさまへ
こんにちは アトリエレモンリーフ 影山です
いつも通信講座にご参加いただきありがとうございます。

教室ではご指導してはじめて気づくことがたくさんあります。生徒さんにとって難しい箇所、、質問がでたこと わかりやすい説明の仕方など。

そんな教室現場のエッセンスを吸い上げ、一番濃く、ベストな状態をウェブレシピに反映してお届したく思っています。発送時期が通常レッスンのすこしあとになっているのには、そんな意図がありまます。


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(2016年度 第9回 )

和テイストインテリア 「雛の月」アレンジ   

花材:ダリアA クロップフラワーA、エリンジウムA、
矢車草A、デルフィニウムA ラナンキュラスA ミニダリアA
 ガーベラA マムピックA アイアン月形の器 房
 *A=アーティフィシャル P=プリザーブド D=ドライ

――ポイント――
・ ガーランドは先端からバックしながら、花材は置いては巻くことを繰り返して作ります。巻くのは下までまかずに、2周程度でOKです。最後の花のときに下まで巻まきす。

・ 菊やダリアなどとがった花びらのものを入れると和風になります。

・ シースルーな器にアレンジする時には、花の足元を覆い隠さずに、
透け感を魅せるアレンジにトライしてみましょう

作り方

(1) 白の花を除いて、他花材をすべて持ち手3~4センチにカット(薄紫のミニダリアだけ茎は5センチ程度に。ラナンキュラスは花びらをバラしての5本(4本+元の中心)を作ります。ガーベラの茎をつかって、つぼみを再生します。すべてにワイヤリングとテーピングをします

(2) 上記の作業をした全部の花を三つのパーツにわけます。トップ両サイド2束(つぼみ含み各11本程度)中心1束(淵のあるダリア1、ガーベラ1含み 8本程度 )にする エリンジウム別にしておく

(3) トップ両サイドにわけた花はそれぞれガーランドに組みます。中心の花はブーケに組みます。3つとも組みあがったら、持ち手は12~3センチの長さに茎束をカット。テープは下まで巻きましょう。

(4) トップ両サイドをクロスに合体させて 器に添わせます。みえないところでテープやワイヤーを使用して固定します。ブーケは向きをよく見て中央にのせ、花と器の接点にグルーを入れて留めます。トップ両サイドやブーケの茎が余っててめだつときはカットします。

(5) クロップフラワーを上からのせてグルーでとめ、房をつけて完成です。

★定期の方は花ドリルのバリエーション9「個性的なアレンジ」のページにファイルしましょう。

ご質問・連絡先 info@lemonleaf.jp
アトリエレモンリーフ 影山佐知子

 

 こんにちは お元気でおすごしでしょうか?

3月も中旬になりますと、だいぶ暖かくなりましたね!さて今月は和テイストの御花いっぱいの春のアレンジです。

「雛の月」というタイトルですが、お雛様の時期以外も飾って楽しんでいただけるように、桃や桜は使用していません。

美しいフォルムの花器の透け感の魅力を生かせるデザインを考案しました。ではさっそく作っていきましょう


ラナンキュラス(ピンクXグリーン)と白い花をのぞいて 写真のようにすべて花をカットして、全部にワイヤリングとテーピングをします。

写真では緑のテープですが、レッスンでは器の色によりなじむようにワイヤーもテープも茶色にしています。

ワイヤリングはワイヤーを1輪に1本使用し、テーピングは花頭のすぐ下はしっかり押さえて巻き、あとはほぼ、真下にひっぱりながら、雑巾を絞るように、下までまきます。

額のすぐ下はテープを横にひっぱりしっかり留めますが、下まで、テープを真横にひっぱりながら、巻きつけると、なかなか終わりに到達しません、手もつかれますし、テープもたりなくなるので注意しましょう。
 濃いピンクの矢車草は←の緑のぷっくりとした部分の下からワイヤリング&テーピングしましょう

一番下のデルフィニウムはすでにカットしてありますので。そのままお使いいただけます。
 ミニダリアだけは少し長めにカットし下1センチでワイヤリングを 使う時に少し高めにいれると、揺れるような感じがだせます。 
 ラナンキュラスは。周りの花ビラを根元でカット、4つの小花をつくります。真ん中はそのままにして、茎をいかしてワイヤリングします。
カットした 小花を少量つまんで芯をつくりましょう
 
 つまんだ親指のすぐ上あたりでねじります
 芯に大きめの花びらを両脇からトッピングします。
グルーでとめながらフンワリつくりましょう。

 
中心に残った花は裏面から葉をはりつけて カット面をかくし、持ち手を3センチほどにして、他の花材と同じようにワイヤリンツとテーピングをします  
 




←つぼみを再生します。

写真のデルフィニウムを1本分では多過ぎてしまうため、一人1/2にわけています。

再生にはガーベラの茎の上の細い方を利用します。(捨てないでくださいね~)

つぼみをグルーで貼り付けていきます。とれやすいときは斜めにカットすると、すわりがよくなります

 つぼみがついたら、持ち手は重さに耐えれるよう、5~6センチくらい長めにカットして、ワイヤリングテーピングします。
 ワイヤリングとテーピングがすんだ花材を 三つにわけます。

真ん中のブーケはメインの大きなダリア1本ととガーベラを1本ふくみ8本程度

それ以外を二つに分けます。これは両サイドの先端につかいます。

(白い花は最後に短くカットして仕上げにグルーでトッピングしましょう)
 ギガンジウムは除いておいて、最後に入れ込みます。
 先端になる一組めの花材からガーランドにしていきます。ガーランドは花材を置いてはテープで固定して後退しながら、重ねてカタチをつくるアレンジ方法です。

先端はつぼみにします。その上に好きな花をのせましょう。テープでずれないように固定します。

テープは、2周程度で花が固定されればOKです

これをくりかえしていきます。
 私は次にマムやミニダリアをおいてみました。

花は2本づづくらいでしたら、一度にとめても大丈夫です。

次に矢車草を~といふうに、スキな花の順に置いてはとめ、置いてはとめて、バックしながら、繰り返します。
 最後まで束ねたら、このときに一旦、下までまきます。
 大きさは15センチ以上、20センチ以内につくります
 もう一方のトップも同じようにつくりましょう。
 こちらはこんな風にできました。
 
 真ん中はドーム型にブーケをつくります。
 ブーケは一度に一束にして、下までまいて、もてるくらいの長さにし、余計な茎はカットします。
 ふたつのトップも茎が手のひらに収まるサイズにカットしましょう
 ふたつの茎をクロスさせ合体します

グーの中でクロスしていれば、大丈夫です。このとき茎が余分にはみ出てすごくあまるようなら、一旦カットしてからテープで固定しましょう。
 
 器に入れてみて、好みのシルエットになるよう、先端や花など、見えない箇所でアイアンに固定しましょう。


水平にしたり、すこし湾曲させたり、器からこぼれるようにしたり、さまざまな表情が楽しめます。

固定は接点をみつけてワイヤーでとめてもOKですし、器と花の間にグルーをいれてとめてもOKです。

このときどうしてもつぼみが当たって、取れてしまうこともありますが、あわてず、仕上げにつけ直しましょう。
 クロスした部分が深く沈み込まず、浮くくらいがお花が綺麗にみえます。
 ブーケを中央に好みの向きで載せましょう

持ち手はL字に折って高さを調節します。あまりに長く残るようでしたら、カットしなおします。
 ギガンジウムを好みの場所にいれて、茎を器や 花の根本に絡めます。大人テイストのポイントになります。 
全体のシルエットが決定したら、ふわっとのせた ブーケも花と器の間にグルーを流し込んで数か所、固定します。
仕上げに 白い花は短くカットして、グルーで好みの位置にトッピングします。

白は目立つ色なので、全部使わなくてもよいですし、集めてアクセントにしても♪

房は好きな場所に結んでくださいね!
今回もいろいろなパターンが生まれましたよ~
写真をご参考になさってくださいネ!


完成サンプル画像

 









教室の風景から
 
 

教室 サンプル画像

  
 ブーケのページはこちら→
 
ここまでお読みいただき、お疲れ様でした
いかがでしたでしょうか?

アトリエレモンリーフのレッスンには生花のプロの花屋さんもご参加くださっていますが、。生花ご出身のみなさんが驚かれるのが、今回のラナンキュラスから小花をつくったり、つぼみの再生など、クラフト的な発想がとても新鮮なようです。

ラナンキュラスは小さな花があればと探したんですよね~。ピンクのはたくさんあったのですが、緑のグラディエーションがはいったものは、これだけ・ならば、作ってしまいましょうというのが花インテリアです。

つぼみも同様ですね つぼみは生徒さんによってはすぐとれてしまうと困っておられるかたもいるようなので、そんなときは本格的に接着剤を使うと完璧でしょう今回、たくさんのワイヤリングとテーピングで手がお疲れになったと思いますが、実はこの工程、クレッセントブーケやディアドロップ型ブーケの工程と全くいっしょです。
トップをふたつをクロスせずに、真ん中のブーケの持ち手とみっつ全部ひとまとめにすると、クレッセントブーケができます。

片方のトップとブーケの持ち手ふたつをあわせれは ティアドロップ型になりますね!

どちらも花嫁さん側からもちやすいように、キレイにみえるように、持ち手をぐいっと曲げます。

本番のブーケは花の量は数倍ですが、理屈は同じ。ぜひ器に固定する前に、ちょっともってみて、鏡にうつして、ブーケ風にもってみてくださいネ!

手間がかりますが、自在にいかようにもカタチを変化させられるワイヤリンツとテーピングの効果です。そのメリットは無限大、組んだあとで、花の位置も左右簡単に変えられますし、角度も変えられるのが、作り手にとっても嬉しいところです。

本番の花嫁さんのときは 腱鞘炎になりそうになりながら、つくってますが・・(^_-)-☆、

アレンジをそっと外せば、今回の器はともておしゃれなので、いろいろなシーンで活躍します。教室ではお月見団子も似合いそうとか、バナナおいてフルーツ盛りとか?なんていろいろたのしいご意見もありました。

それでは今日はこの辺で!

ご不明な点はいつでもご連絡ください。お問い合わせは
お読みいただきありがとうございました。
アトリエレモンリーフ 影山

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